男木島グッドサイクル道場PJ

男木島グッドサイクル道場PJ

活動拠点

明治大学地域デザイン(川島範久)研究室は、男木島の唯一のお寺 ( 以下道場 ) だった場所を活動拠点としている。斜面地集落に位置しており、西側に対して開けて眺望が良いが、冬の卓越風の影響を受けやすい。敷地内には普段生活をする母屋、元納屋だった建物 ( 現在:宿泊所に改修中)、2024 年に防風の伝統知研究の一環で新築したストック小屋 ( 道具・資材置き場 )、ハーブガーデンがある。

コンセプト

かつて島内コミュニティの中心的役割を担っていた道場は、オーナーの高齢化や檀家の減少によりその機能が失われ、維持管理も困難な状況にある。そこで、島内の課題も含めて一体的に捉え、島民と移住者の相互的なコミュニティ形成の場として道場の再生を目指す。そして、新しい道場を島民に受け入れてもらう第一歩として、隣接している納屋を宿泊所兼交流スペースに改修する。
納屋の改修における一連の活動をコミュニケーションツールとして位置付け、「道場」の再生に向けて本研究室を含め島民や移住者が相互に関係性を深めることにつなげる。島外への積極的な発信を通じて、男木島に対する興味や関心を獲得し、関係人口の創出に貢献する。

施工の工程

地域での活動