ワイナリーを核としたまちづくり
 日本におけるワイナリー数は近年全国的に増加傾向にあり、2010年以降は街中に醸造所を構える「都市型ワイナリー」も設立し始めた。都市型ワイナリーは、生産地から離れた都市で消費者にものづくりの過程を学ぶ場を提供しつつ、耕作放棄地の活用、地域住民のコミュニティの場を形成し得る可能性があると考えられる。
 また、本研究室が所在する川崎市は、農業振興や豊かな緑地を保全するために「かわさきそだちワイン特区」※1に認定されているが、未だ利用者は1件と少ない状況である。
 本プロジェクトでは都市におけるワイナリーの可能性と有効利用されていないワイン特区に着目し、建築計画・ランドスケープ・コミュニティ・食・資源循環など、様々な視点からワイナリーを研究し、多摩区における「ワイナリーを核としたまちづくり」を実現することを目指し、活動している。

term   神奈川県多摩区
site     2022年4月〜
outline  ワインに関する特区の普及・促進、農家と飲食店の連携体制を整える
keyword  ワイン ワイナリー 多摩区 農業 食 持続可能性